ならぬことはならぬものです 吟醸原酒 720ml
¥ 1,320 税込
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商品コード: 127150
時代を超え、語り継がれるものがある・・・
「武士道」を頑なに守りぬいた会津藩士たち、彼らのそんな気骨ある精神を創り上げたのが「ならぬことはならぬものです」で締めくくられる「什の掟」です。この簡潔ながらの奥深い言葉に私たち現代人が忘れかけている「日本人としての品格」を改めて問われる気がします。
◆ならぬことはならぬものですとは・・・
「ならぬことはならぬものです」は什の掟を締めくくる言葉です。
什とは会津藩の藩士の子弟を教育するグループのことをいいました。会津藩士の子弟は10歳になると日新館という藩校に入学することは義務付けられており、その事前教育として6歳から「什」というグループに所属させられ、藩士として、人間としての基本を叩き込まれたのです。その「什」のグループが守るべきルールとして定められたのが「什の掟」でした。
この言葉は現在においても、会津の子供達に伝えられています。
◆「什の掟」
一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
二、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
三、虚言をいふ事はなりませぬ
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
◆会津藩の武士道精神の根幹をなす教え
会津藩は23万石を誇る、東北有数の大藩でした。特に、儒教を基本にしたその教育システムは、肥前鍋島藩と並んで全国300藩の中でも、最も優れたものでした。
会津藩士たちは十歳になると「日新館」という藩校に入学し、武術はもちろんのこと、天文学や医学までも学びました。かの有名な「白虎隊」もここで学びました。また、日新館に入学する前、六歳頃から社会人としての基本として、「什の掟」というものが徹底的に教え込まれました。この「什の掟」は「ならぬことはならぬ」という、「武士道」の根幹をなすものですちなみにあの吉田松陰も会津藩士の教育水準の高さに驚き、日新館を訪れています。
◆会津藩の悲劇
会津藩の強豪な兵力は、他藩から一目置かれていました。江戸幕府はその兵力を見込んで、会津藩を京都守護職につけ、朝廷の警護にあたらせました。孝明天皇からの厚い信頼を得ていた会津藩でしたが、孝明天皇の崩御の後、薩長の策略により一転して朝敵の汚名を受けることとなってしまいました。 信じていたはずの朝廷から、濡れ衣を着せられ、薩長による陰謀の標的となった会津藩士たちの怒りと無念さは、計り知れないものがありました。そして、この汚名を晴らすべく戊辰戦争へと突入し、白虎隊などの悲劇を生んだのです。
◆このお酒の味わいについて
起き上がり小法師付き!
原酒ならではの深い味わいと、吟醸酒らしい華やかな吟醸香とが、香味のバランスをよくとり、山田錦の特徴をよく引き出しています。ロックで飲んでも、味のバランスが崩れない押し味と、清涼感がこの吟醸原酒の醍醐味です。
◆起き上がり小法師とは
会津最古の民芸品ともいわれ、今から約400年前、当時の会津藩主であった蒲生公が、産業を盛んにするため、下級藩士の内職として造らせ工芸品として奨励し、お正月に売り込んだのが始まりとされています。
現在でも会津の人々は必ずといって良いほど、お正月の初市で起き上がり小法師を買い求めます。
「家族が増えて一家が繁栄するように」
「一年間の家内安全・無病息災」
などを願い、また、
「転んでもころんでも起き上がる」
という忍耐精神の象徴としても愛され続けています。
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商品スペック